ゲームの記録を徒然に

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桜降る代に決闘を Thallya's Masterpiece がなぜ禁止されたのか考える。

 8月の禁止改定で禁止になった Thallya's Masterpiece 、このカードがなぜ禁止になったのかを考えていこうかと。

 禁止になった主な理由は公式ブログの方に書かれています。

2018年8月禁止改定 | 桜降る代に小噺を

 端的に言ってしまえば Form:YAKSHA とのコンボに加えて攻撃力と防御力に大きく寄与するところに問題がある様です。

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 このカードの何が問題かと考えると、フレアのコストが2であるものの、Thallya's Masterpiece の誘発効果は騎動を行うたびに発動するところだと考えます。1回のゲームではおよそ3回再構成をしてデッキが4週するので Waving Edge と Burning Steam を入れると想定すると、1ゲームにおよそ4-6回誘発すると思われます。

 単純に動かした桜花結晶の数だとフレア1につき2-3個の造花結晶を動かすことができています。これを他のフレアと間合いを交換する切り札と比べます。

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ヴァーミリオンフィールド1間合い/1フレア

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大重力アトラクト 1.5間合い/1フレア

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風魔天狗道、実質1.7間合い/1フレア

 他のフレアと間合いの交換を行うカードと比べると1フレアあたり2間合い以上を動かす切り札は無い。また基本的に間合いを1つ動かすには基本的に基本動作1つ分程度のコストが必要なことを考えると、Thallya's Masterpiece の効率は非常に高く単純なリソースの比べ合いでも優位になりそうです。

 

 もう一つ、強すぎると感じるところだと、「攻撃後」の効果で間合いが2つ動くところに問題があるのかと思います。桜降る代に決闘をでは間合いを合わせて攻撃札を振るゲームですが、このカードの効果により「攻撃後」に間合いを2つ操作することができます。これにより相手に間合いを合わせるためのリソースを使わせることによる防御力の提供、相方のメガミの得意な間合いに入ることによる攻撃力を同時に満たしたことがよくなかったのだと思います。

 

 自分が考えるところだと Thallya's Masterpiece の問題はフレアあたりの効率が高すぎること、攻撃後すぐに間合いを操作できてしまうこと、この2つに問題がありそうだと考えています。

 

 Thallya's Masterpiece をサリヤの機動力を表す切り札として実装するなら

あなたの開始フェイズ中にあなたの造花結晶が燃焼済み領域に移動したなら

ダスト⇔間合

を行ってもよい。

と書き換えるのが良いでしょうか。

 

 開始フェイズの移動にすることにより、攻撃後に危険な間合いから逃れることをある程度緩和できること、1ターンに複数回誘発しないことにより過剰な機動性を抑える形にすると良いかなと思います。

 

追記

これで改善すると熊介が壊れるのでダメです。